世の中の仕組みを理解するための重要な視点の一つに「技術」があるのではないかと思っています。
とはいっても、それは技術が社会に実装されてのこと。実際に社会の中で利用されることで初めて技術は社会の仕組みの一翼を担うことになる、そんな風に考えています。
そんな技術と社会の関係について、幸運にも大学で講義する機会を持っていました。相当以前のことです。講義の主題は技術政策でした。
私にとっての技術政策とは、果てなく開発され続ける技術を社会の中でどう律していくのか、そのための考え方の有り様と具体的な手段のあり方です。
その当時、大学内の自分のホームページで講義資料を公開していました。今となってはちょっとした気恥ずかしさもありますが、かつてと同様に当時の講義資料を公開します。